【小6受験生】開成中学校 学園説明会レポート|自主性を重んじる伝統校

開成中学 学校説明会・見学会レポート
開成中学

こんにちは。
今回は、開成中学校の学園説明会に参加してきました。
今年は実際に受験する予定の学校のうち、志望順位が高い学校にはできるだけ足を運ぶようにしています。

息子自身は、すでに過去にいくつかの説明会や文化祭を経験しており、
「土日はNN講座を優先したい」という本人の希望もあるため、
今回は私が代表で参加して、家でしっかりと共有する形にしました。


開成とのこれまでの関わり

一昨年は、開成はまだ「受けるかどうかもわからない」状態。
色々見ておこうと夫と息子で、開成説明会になんとなく参加しました。
そして昨年は、息子が開成を志望校に入れだしたので家族で文化祭に訪問。
今年はいよいよ“受験するかもしれない”という段階に入り、
改めて私が説明会に参加することになりました。


教室単位で行われるユニークな説明会

開成の説明会は、他校のような大きなホール開催ではなく、
実際の教室に案内されるスタイル
まず学校紹介動画を見てから、担当の先生が各教室でお話をしてくださいました。

また、当日配布された説明会専用冊子はかなり充実しており、
パンフレット以上に詳しい情報が掲載されていました。
こういう細やかさにも、開成らしい誠実さを感じます。


基本情報と学校生活の特徴

  • 中学:1クラス43〜44名×7クラス(約300名)
  • 高校:外部募集を加え約400名(1クラス50〜51名)
  • 週の授業数:月〜金6時間+土曜4時間+HR(計35時間)
     高校では芸術の日がある週は8時間授業で37時間にもなるそう。

クラス替えは毎年ありますが、高2〜高3では同じクラスで進級。
また、不登校者は学年で1〜2名程度と非常に少なく、
「クラスに40人もいれば、必ず気の合う仲間が見つかるから、孤立しない」と先生はおっしゃっていました。

こちらは、学校案内の時の話になりますが、
図書館は中高それぞれにあり、リクエストすればほぼ本を入れてもらえるとのこと。
こうした柔軟さにも、学びの自由度が感じられます。


生徒主体の行事運営

中1から高2まで、学年旅行や修学旅行は生徒が企画・準備する自主運営
運動会・文化祭もすべて生徒主体で進められます。

特に運動会は、開成の象徴的な行事。
高3が中心となり、下級生の指導や競技ルールの作成まで行うそうです。
前年の秋から準備を始めるらしく。
それもあって高2からクラス替えがないんでしょうか…?
開成について調べると運動会のことが必ず出てくるので、生徒にとって相当力が入っている行事のようです。

文化祭は中1がクラスごとで参加し、それ以外は基本的に自由参加
部活動や有志団体など、思い思いの形で参加できるというのも開成らしいスタイルです。


校内見学と先生方との交流

説明の後は、教室ごとに担当の先生が校内を案内してくださいました。

中学棟は落ち着いた雰囲気で、清潔感のある校舎。充分広々している印象です。
高校棟は昨年完成したばかりで、きれいで最新の設備が整い、
特に理科・社会の特別教室がとても充実していました。
高校の1クラスが50名規模ということもあり、教室も広めに作られているそうです。

最後は学生ホールで展示資料を見たり、先生方に質問できる時間もありました。
そこにいらした校長先生が小学生たちに
「待ってるからな、頑張れよ!」と握手をして励ましてくださっていて、
その光景がとても印象的でした。


まとめ:自由と伝統のバランスが取れた学校

改めて感じたのは、開成の自由で自立した雰囲気
一見、自由すぎるようにも見えますが、その根底には「信頼」と「責任感」がしっかりあります。
先生に言われて動くのではなく、自分たちで考え、作り上げていく文化。

この空気感こそが、長年にわたりトップ校であり続ける理由のひとつなのかもしれませんね。


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