こんにちは。
今日は、中学受験生にとって避けて通れない「模試」。
その中でも特に大きな意味を持つのが、四谷大塚の「合不合判定テスト」について。
6年生の春から秋にかけて全5回行われ、最終的な志望校の合格可能性を判断する大きな材料になります。
今回は、この模試の特徴と、どんなふうに活用していこうと考えているかをまとめてみました。
■ 合不合判定テストとは?
- 四谷大塚が主催する全国規模の模擬試験。
- 6年生対象で、年5回(第1回〜第5回)実施。
- 受験者数は全国で2万人前後、サピックスや早稲アカなど他塾生の参加も多い。
- 偏差値だけでなく、志望校ごとの合格可能性(%)が表示されるのが特徴です。
この「合不合」は、中学受験を意識しているご家庭の多くが志望校決定の材料として使っています。
■ 偏差値の意味と活用法
合不合で出る偏差値は、四谷大塚の予習シリーズ準拠カリキュラムに沿ったものですが、参加者が幅広いことから「全国偏差値」としての精度が高いと言われています。
- 模試ごとに上下するので1回の数字で一喜一憂しないこと。
- 平均的な偏差値の傾向を見ることで、実力の伸びを実感できます。
■ 合格可能性ってどこまで信じていいの?
合不合判定テストでは、各志望校についてA〜E判定(または%)が表示されます。
- A判定:80%以上
- B判定:60〜79%
- C判定:40〜59%
- D判定:20〜39%
- E判定:20%未満
この数値は、「本番が今日だったらこのくらいの確率」という意味。
つまり、試験本番までの努力や成長を反映していないため、あくまで目安の一つとして受け取るのが大切です。
■ 志望校登録
合不合では、事前に最大6校の志望校を登録することで、それぞれの合格可能性が表示されます。
- 第1志望〜第6志望まで、本気で目指す学校を優先的に
- 「判定が出ない」学校(サピなど)は手入力の学校名だけで反映されないこともあるので注意
- おさえ校まで含めて、戦略的に登録しておくと受験プランの整理にも役立ちます
先日の早稲アカ保護者会でも、併願校の検討に活用するというお話がありました。
(第1志望に関してはNN講座などを使ってとにかく猛進するだけなので)
■ 結果をどう受け止め、次に活かすか
合不合の結果が思わしくないと、落ち込んでしまうこともあります。
ただ、ここから本番までに何を積み上げていくかが大切です。
我が家でも、偏差値や判定が出るとつい数字だけに目が行ってしまいますが、できるだけ子どもと一緒に「どこでミスがあったか」「何を次に意識するか」を話すようにしています。
また、受験者が多いので、「今の位置」を客観的に見る材料としても非常に価値があります。
おわりに:受験はまだ道半ば
合不合の結果が良くても、悪くても、それが「本番の結果」ではないことを忘れないようにしたいなと思っています。
今月末にも合不合模試があるので、判定に振り回されすぎず、でも真摯に向き合って、次の勉強につなげていけるように活用したいと思っています。
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