こんにちは。
中学入試のド定番の作家さん、重松清さん。
重松清さんの短編集『カレーライス 教室で出会った重松清』を親子で読みました。
中学受験に直結する参考書ではありませんが、物語を読むことは 読解力や心の成長 に大きく関わります。
親子で同じ本を読み、感想を言い合う時間は、学習面でも生活面でもとても大切な経験です。
本の内容と印象に残ったお話
この本は、子どもが主人公の短編がいくつも収録されていて、どれも小学生・中学生の目線から描かれています。
息子にどれが一番好きか聞いても決めきれないようなので、私と息子が読んだときの感想を交えて、いくつか紹介します。
- 「カレーライス」
先生と子どもたちのやり取りを通して、食べ物に込められた思いを描いたお話。
息子は「一作目から泣きそうになった」と話してくれて、素直に心が動かされたようです。 - 「バスに乗って」
整理券を取るタイプのバスのエピソード。
私は懐かしく感じましたが、息子はピンと来ず、説明するやり取りがありました。
世代の違いを感じつつ、一緒にたくさん話ができました。 - 「あいつの年賀状」
息子と同年代の男の子同士の友情の話。
息子は「気持ちや行動がすごくわかる」と共感していました。
他にも、
- 友情って何だろうと考えさせられる「千代に八千代に」
- 小さな出来事に隠れた優しさを感じられる「ドロップスは神さまの涙」
- 弱さを抱えた子の勇気・成長がみられる「北風ぴゅう太」
- 少年の不器用さがなんとも歯がゆい「もうひとつのゲルマ」
- 少女が友達とは何かを考える「にゃんこの目」
- 卒業を前にした親子が新しいスタートに向き合う「卒業ホームラン」
と、一つ一つが短いながらも、子どもたちの心にすっと入ってくる物語ばかりです。
読書体験と中学受験とのつながり
中学受験の国語では、「登場人物の気持ちを読み取る」「文章を要約する」「換言処理をする」といった力が求められます。
この本を読んだことで、
- 登場人物の心の動きに寄り添う
- 自分の体験と重ね合わせて考える
- 世代や背景が違う出来事を理解しようとする
といったことを自然に経験できたように思います。
特に、「バスに乗って」で世代ギャップを感じたとき、息子が質問して私が説明したやり取りは、背景知識を補いながら読む姿勢。
これは入試問題で知らない題材に出会ったときの対応力にもつながるのかなと感じます。
親子で読書するメリット
受験勉強が中心になると、どうしても「過去問」「問題集」に偏りがちです。
そんな中でこの本を一緒に読む時間は、息子にとって息抜きでありつつも、国語力を伸ばす良いトレーニングになるといいなと思います。
また、感想を言い合うことで親子の会話も自然と増え、「物語を共有する体験」ができたのも私からしてもとても大切な時間です。
まとめ
『カレーライス 教室で出会った重松清』は、子どもが自分の生活や気持ちに重ねながら読める短編集です。
中学受験の国語に直結する参考書ではありませんが、読解力や共感力、そして文章を通して考える力を養う一冊だと感じました。
親子で一緒に読むと、感想を言い合える楽しさもあり、勉強の合間におすすめの読書体験になります。
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