こんにちは。
最近の過去問演習の様子です。
渋幕の過去問を2年分解き終えたところで、いよいよ 筑駒(筑波大学附属駒場中学校) の過去問演習に入りました。
残っている渋幕2024・2025年度分は理由があり、いったん後回しにしました。
筑駒の方も、出題傾向の違いに早めに慣れておきたいという意図もあります。
NN開成講座での過去問指示
今、息子が通っているNN開成講座では、筑駒・灘も完全にターゲットに入っています。
なので、先生からは筑駒の過去問について次の通りに指示がありました。
- 国語・算数:特に指示なし
- 理科:できるだけ多く解く
- 社会:可能な限り解く。最低でも2021〜2025年度分
その指示をふまえて校舎の先生とも相談した結果、まずは 直近5年分を4教科すべて実施、
余力があれば理科をさらに遡って解いてみようという方針にしました。
10月最終週から取り組み始め、まずは 2021年・2022年 の2年分を終了。
筑駒の過去問、採点の難しさ
筑駒の入試は、4教科+調査書で計500点満点。
ただし公表されるのは「合格者の最高点・最低点」のみで、平均点がわからないため、
自分の得点がどのあたりの位置にあるのか判断が難しいのが特徴です。
| 年度 | 国語 | 算数 | 社会 | 理科 | 4教科合計 | 比較(5教科) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 42 | 51 | 61 | 70 | 224 | 合格最高点 391 合格最低点 334 |
| 2022 | 25 | 39 | 87 | 90 | 241 | 合格最高点 429 合格最低点 358 |
調査書を仮に100点満点と仮定しても、どちらも合格ラインには届かず。
やはり“日本一二を争う難関校”は、そう簡単には太刀打ちできませんね。
ちなみに、早稲アカNN開成コースで出している筑駒過去問解説集を購入したので、そちらを参考に丸つけをしています。
国語については、『声の教育社』と解答が違っているところもかなりあるようで。。
プロ(?)の目から見ても解釈が難しいんだなと難易度を実感します。
もちろんNN開成の先生からは、購入した解説集を見るように言われているので、そちらで採点しているようです。
筑駒の特徴と時間の壁
筑駒入試の最大の特徴は、全教科40分×100点満点。
算数重視の男子校とは異なり、各教科の比重がフラットなため、
「算数が武器」タイプの子よりも、「バランスよく4教科で堅実に得点を積み上げるタイプ」にもチャンスがある配点です。
息子の場合、算数は得意ではあるものの突出してはいないため、この配点はむしろ好都合かもしれません。
各教科の感想と反省
息子に感想を聞いてみました。
国語
文章の難易度が高く、設問の意図を瞬時に読み取る力が求められます。
「じっくり考えれば解けるけれど、即座に判断しないといけないのが難しい…」とのこと。
特に解釈が難しい詩の問題に苦しめられているようです。
時間配分のトレーニングが今後の課題です。
算数
大問3題が数論+大問1題が図形。
図形はパターン化されている部分もあるようで、ここは何とか取れているようです。
息子は数論でつまずくことが多いので、この問題形式には苦しめられています。
算数についても「時間をかけれてゴリゴリすれば解けるんだけど、解法を瞬時に判断できないと終わる、、」そうです。
「解法のひらめき」を瞬時に出せないと、タイムアップに直結します。
理科
得意科目ではあるものの、最後の大問力学分野の中でも最後の小問が時間切れで解けない。
調べ上げの問題が、小問を追うごとにその調べ上げが複雑になっていき、最後にはタイムアップという流れになってしまうそうです。
前半のデータ整理問題を、もう少しテンポよく処理できるようにしたいところです。
さて、今後は…
筑駒の過去問を進める中で改めて感じたのは、
「内容理解」だけでなく「時間内に処理し切る力」の重要性です。
息子自身も「どの問題にどのくらい時間をかけていいかの感覚を掴みたい」と話しており、
今は毎週の筑駒テストゼミで鍛えていっています。
日本最難関校の壁の高さを感じつつも、
同時に“挑戦する価値のある学校”だと改めて実感しています。



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