こんにちは。
先日の「第5回NN渋幕オープン模試」の結果が返ってきました。
今回は土曜日に筑駒テストゼミとNN開成土曜講座が重なっていたため、息子の希望で渋幕オープンは自宅受験に。
本人としては「算数がボロボロだった…」とのことでしたが、翌日からは早く結果を知りたいとソワソワしていました。
結果としては、合格可能性80%・A評価。
ほっと一安心ではありますが、各教科を見ていくと、やはり渋幕らしい難しさの中に課題もちらほら見えました。
今回の全体平均は133.3点と、これまでより結構低め。
算数
まず算数ですが、全体の分布を見て驚きました。
通常のような山型の得点分布ではなく、かなりバラけた形に。

私の想像になってしまいますが、、思考力重視の渋幕らしい問題構成だと
問題解法のきっかけがあれば一気に得点できる子と、そうでなく大問ごと落とす子で分かれるのかな、と思いました。
今回の平均点はわずか31点と低めです。
NN渋幕OPは大体低めですが、これまでは4割程度なので今回は難しく作りすぎたのでしょうか?
息子は「場合の数」の大問をまるごと空欄にしていました。
「難しくて手が出なかった」と話していたので、ここが“ボロボロ”発言の理由のようです。
ただし、ここの小問2問は正答率が極端に低い設問。そこを避けていたのは良い判断。
得点効率を意識できるようになってきたのは成長の証かもしれません。
今後は、正答率が中〜高めの小問1など、「あと1問取れる問題」を確実に拾う練習が課題です。
国語
渋幕に関しては、これまでと同様、国語は安定の得点でした。
息子いわく「開成や筑駒の方が難しい」とのことで、日頃の対策がしっかり生きているようです。
設問の言い回しや記述のクセにも慣れてきていて、安定感がある科目として安心して見ていられます。
渋幕特有の文学史問題や語彙問題では落としてしまっていますが、そのほかで冷静に対処できているのは、積み上げの成果ですね。
理科
理科は、平均点が75点中26.6点とかなり低め。
かろうじて平均点は取れていましたが。。
過去問演習の時と同様の感想で、「知らない用語ややったことのないタイプの問題があった」と話していました。
考えさせる問題が多く、“未知のテーマ”への対応力が求められる内容だったようです。
社会
社会は、他校や模試では安定して高得点を取れる教科なのですが、渋幕ではそう簡単にはいかないようです。
知識の正誤を問う問題よりも、初見の資料やデータをもとに考えさせる記述問題が多く、スピードよりも柔軟な思考が必要。
開成・筑駒とはまた違った方向性の難しさがあります。
感想
総合的にはA評価で、もちろん充分な結果でしたが、本人が少し楽観的なのが少し気になるところ。
最近は開成・筑駒への意識が強く、渋幕を「抑え」のように見ているかも・・・?
渋幕はまだまだ要注意なレベルの学校、本番の入試では一問の差で合否が決まることも多いだけに、今のうちにもう一段集中力を高めていけたらなと思います。



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