こんにちは。
少し遅くなりましたが、先日、NN開成オープン模試の翌日にNN渋幕オープン模試(第3回)を受けてきました。
息子にとっては、第1回に続く2回目の受験です(第2回は未受験)。
このNN渋幕オープンでも、合格ラインに到達すれば、9月から卒塾までの渋幕NN講座(後期)の受講資格が得られます。
渋幕 永井先生による講演(前半)
模試と同時開催された保護者会の前半は、渋幕の校長補佐・永井先生によるお話でした。
ちょうど2025年度の入試要項が完成したとのことで、まもなく(というか、すでに)HPにもアップされています:
夏フェスでのお話と重複する内容もありましたが、特に印象的だったのはキャリアガイダンスの充実ぶりです。
- 大江健三郎さんをはじめとする、著名な作家の先生
- 千葉大学医学部の関係者(渋幕出身者が多いとのこと)
- 東大教授(生徒の保護者の場合も)
- MITやIMFなど、国際的な組織や大学関係者
これらは一度きりの講演で終わらず、セミナー形式で継続開催され、アクティブラーニングや代表者プレゼンなど実施されているそうです。
これは渋幕ならではの特色ですね。
夏フェス 渋幕レポート
👉【小6受験生】渋幕 学校説明会&校内見学レポート|早稲アカ夏フェス
早稲アカ講師による後半のお話
後半は、NN渋幕講座の担当講師の先生方による内容でした。
渋幕人気の「高止まり」傾向
- 合不合判定テストでの渋幕志望者は、過去3年でやや減少傾向
- ただしこれは「人気が下がっている」というより、「チャレンジ層が減った結果」
- 実質的には難易度が高止まりしている状態、とのことでした
NN渋幕講座(後期)の内容と構成
- 【日曜講座】9月〜12月の月3回(全9コマ)
→ 4教科×2回+算数そっくりテスト
宿題も始まります - 【土曜講座】科目別に選択受講可能
- 算数:9-10月はテーマ別対策、11-12月はそっくりテスト
- 国語:「言い換え」対策
- 理科:出題傾向別対策+そっくりテスト
- 社会:記述問題対策+そっくりテスト
- 土曜講座と同様の内容で平日講座も開講(早稲アカ生以外が対象)
「入試問題研究会」算数の内容と注意点
この日の研究会テーマは算数。第2回NN渋幕オープンのデータをもとにしたお話です。
- 平均点:約44点(全7問正答レベル)
- 合格者平均:約9問正答が必要
問題を解く順序とポイント
- 渋幕の算数は難易度順に並んでいないため、最初から順に解かない方がよい
- 解きやすい問題を見極める必要あり
- 典型問題こそ、注意して丁寧に読むこと
解法戦略のポイント
- 渋幕算数では、「数学的問題」を算数的思考で対応する力が求められる
- 問題文の「言い換え」と「解法選択」が重要
- 図形問題:以前は「ただし、図は正確とは限りません。」という記載があったがほぼ正確な図が書かれていた。最近は注意書きがなくなり、図が正確じゃなくなった。
コンパスなども持ち込みがOKなので、なんとか転図できれば答えば導き出せたから?この手法は使えなくなりました。 - グラフ問題:2025年度からは「正確ではないグラフ」も出てきており、より慎重な判断が求められる
最後に
渋幕は難関校の中でも、学力の高さ+多様な人材育成への本気度が感じられる学校です。
入試問題にもその哲学が色濃く出ており、「本質的な思考力」「情報の読み取り力」「表現力」などをしっかり見ていると感じます。
NN講座の内容も本格化してきました。
おそらく9月はNN開成講座でスタートすると思います。どこかでNN渋幕講座にシフトするのか検討していかないといけないですね。(どちらも受講資格が取れればの話ですが…)
残り半年、志望校に向けてしっかり取り組んでいきたいと思います。
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