【読書】入試でも出題『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎)

【読書】中学受験でも出題の本 読書・おすすめ本
【読書】中学受験でも出題の本

こんにちは。
我が家の子供たちはとにかく本が好きで、勉強の気分転換といっては本を読んでいます。
私も本が好きなので、最近では親子で読んで感想を言い合ったりもしています。

おすすめは、伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス

実はこの本、中学受験の入試問題としても使われたことがある作品なんです。

たとえば吉祥女子中、公文国際、東京農大第一など、実際に過去数年の入試問題に出題されています。
先入観にとらわれない柔軟な思考をテーマにしていて、まさにこれからの入試で問われるような“思考力”を育ててくれるような内容です。

もともと私が伊坂幸太郎さんのファンで作品はたくさん持っているのですが、本作品は小学生目線で書かれているので息子にも勧めてみました。
私の持っている本にも興味を示していたので、もちろん「読んでみる!」自分の読書時間に読み進めていました。

大人が読んでも面白く、子どもにも響く

この本は短編集で、どの話も“逆転の発想”や“価値観をくつがえす視点”が描かれていて、「ああ、伊坂幸太郎さんらしいな」と感じる一冊です。

私は特に、主人公が周囲の先入観に対して立ち向かう「逆ソクラテス」の話が印象的でした。
教師の言葉に疑問を抱き、“そうは思わない”と声に出す主人公。
子どもの言葉に、ドキッとさせられた場面が何度もありました。

一方、息子はというと、「小学生が頭を使って作戦を考えて、大人を驚かせる話」が好きだったようです。

国語が苦手でも“読んで考える”練習に

伊坂幸太郎さんの文章は、ストーリーのテンポがよく、比喩や会話の妙もあって、読書が得意でない子でも読みやすいと思います。
そして何より、読んだあとに「この子はなんでこんなこと言ったのかな?」と話し合えるような場面がたくさんあるのが魅力。

国語の記述問題に出てくるような「気持ちを言葉にする」練習にもぴったりです。

「中学受験に出た本」としてだけでなく、
「子どもが自分の頭で考える力を育てる本」として、
とてもおすすめできる一冊でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました